ANEC北海道拠点の目標
当拠点では,以下に掲げる人材を育成することを目標とします。
- 日本の原子力政策,エネルギー政策を俯瞰的に思考し,未来を切り拓ける人材及び世界最先端の研究・技術開発を推進できる人材
- 企業において即戦力となる人材,日本における喫緊の課題について解決できる科学的・技術的知見を有する人材
- 国際的情勢に通じ,国内外の文化の違いを考慮して,原子力分野の研究技術開発,規格・標準などについて,日本のプレゼンスを示せる人材
- 原子力を含む科学のリスクについて認識し,社会におけるリスク共通認識形成にかかる仕組みの構築を思考できる人材
本コンソーシアムにおける活動内容は以下です。
オンライン教材を活用した新たな原子力教育の展開
北海道大学が中心となって進めてきた長年にわたるオンライン教育に関する経験並びに蓄積してきたオープン教材をもとに,質及び量的にもさらに拡充した教材の制作,利用者の利便性並びに教育効果を高めたオンライン教育法を検討・実施します。また,実験・実習の機会を提供するため,実験装置の充実並びに連携組織における装置の活用及び実習を行います。
国際研鑚の場の構築
海外インターンシップ及び留学を促すとともに,国際機関への派遣及び国際セミナーの開催を行います。
一般社会人教育の充実
社会人の単位修得を容易とするオンライン教材の制作・公開及び社会人博士後期課程への進学促進を行います。また,文部科学省が制度化した「履修証明プログラム」の導入を検討します。
小中高生向けの教育資料の制作・公開によって,原子力への関心をもつ若い世代の開拓を目指すとともに,広く市民に向けた資料を用意することにより,原子力への理解促進を図ります。
参考
本事業にかかる文部科学省のホームページは以下を参照ください。
令和2年度「国際原子力人材育成イニシアティブ事業」の公募について
本事業にかかる採択結果は以下を参照ください。